笑って泣いて!誰かの人生に寄り添う仕事
ヘルパーストーリー

ヘルパーストーリーvol.17

南丹市社会福祉協議会 ほほえみかぐら訪問介護事業所U.M さん

ヘルパー経験年数:
16年
役職:
サービス提供責任者
得意な介護:

日々、成長できる仕事

〈ヘルパーを目指したきっかけ〉

息子の友達のお母さんから「パートの合間にヘルパーの資格を取りに行ってるんや~。これから資格を持っていると役に立つから、自分も取りに行ったらいいわ。」と声をかけられたことがきっかけです。

その前に京都市内に住んでいた頃、友達から「実家の母の受診付き添いをしてほしい。」と言われ、何回か手伝ったことがありました。

介助の仕方も何も知らない中、週1回、時間前には家に行き、キッチンの片付け、洗濯、着替えの手伝い、車椅子介助をし、タクシーで病院へ行っていました。

少しの間でしたが、その経験が最初のきっかけになったのかもしれません。

親が年を取り、今後どんな介護が必要になるのか、少しでも介護のことを知っていた方が安心とも思っていました。

〈ヘルパーを続けてこられた理由〉

利用者様からの「ありがとう」、「また来てや~」、「気を付けて帰ってや~」という言葉に元気をもらいます。また、自分で出来ることは工夫して、頑張って取り組まれている姿にも元気をもらいます。ですが、快く受け入れてくださる利用者様ばかりではありません。そんな時は、私自身に問題はないのか、振り返り、チームで思考する中で充実感を得ています。

過去に担当していた利用者様とのやりとりで印象に残っていることがあります。

その方には足浴とタオルで全身を拭く介助をしていました。熱めのお湯を好まれる方で、「バケツのお湯は熱くして、その中でタオルをしっかりゴシゴシ洗ってから、身体を拭いてや。」と言われていました。タオルをお湯につけて絞っただけではタオルは温かくなりません。お湯の中でタオルをしっかりゴシゴシこするとタオル全体が温かくなるのです。

このことを教えていただいたおかげで、他の利用者様にも同じ様に介助を行うと「気持ち良いわ~」と言ってもらえます。

厳しい方でしたが、今はとても感謝しています。

私自身も介護の仕事を通じて日々、成長させてもらっています。