笑って泣いて!誰かの人生に寄り添う仕事
ヘルパーストーリー

ヘルパーストーリーvol.4

訪問介護 満寿園小森 幸代 さん

ヘルパー経験年数:
7年
役職:
得意な介護:

「楽しいです!」ヘルパーの仕事

ヘルパーの仕事をしていく中で「他人の家で料理したりするの大変でしょう」とか「私にはできないわ」と、よく言われますが、私はこんなに楽しい仕事はないと思っています。訪問の度に「ありがとう」と言って頂ける仕事は、他にはないと思うからです。「来てくれるのを待っていた」「また来て」「気を付けて帰って」と声をかけて頂いたり、「この間作ってもらったおかずがおいしかった」「こうしてもらってよかった」「教えてもらって、やってみたら楽になった」と言って頂いたり、そんなふうに、自分の仕事を評価してもらえることは、本当にうれしくてありがたいです。そういったことが、"ご希望に沿ったできる限りのサービスを!"と仕事のやる気をさらに引き出してくれています。

しかし、ヘルパーの仕事は、個人のお宅に一人で伺い、どんなことをしているのか、なかなか他の方にわかってもらえません。また、ご利用者はどんな方もおられます。ヘルパーを始めたころは、歯に衣着せぬ本音を当てられて、受け入れていただけずに、計画に沿ったサービスさえ出来ないまましょんぼり帰ることや、訪問の前後は胃が痛くなったこともありました。人と関わる仕事である以上、しんどいことも辛いことも、たくさんあり"この仕事、向いてないかもしれない......"と思ったことが、何度もありました。たくさんの失敗を重ねて、事務所や先輩方にいろいろと相談して「私はこうしたよ」「そういう時はこうしたら?」とたくさんのアドバイスをもらって、自分なりに工夫をしながら試行錯誤を繰り返してきました。

ある日、"ご利用者の表情がいつの間にか柔らかくなった?""きついことを言われなくなったかな?"と思える瞬間がありました。諦めて寄り添うことを止めてしまったら、そこでおしまいですが、続けていればいつかきっとお互い変化していけるものだと思っています。

「今日はダメでも次こそは!」と、ダメだったところを反省して、別のやり方を試し、いつか笑顔で「また来て」と言ってもらえるよう、住み慣れた家での暮らしを続けて頂けるよう、そんな思いで自分自身「楽しんで」仕事を頑張っている日々です。