笑って泣いて!誰かの人生に寄り添う仕事
ヘルパーストーリー

ヘルパーストーリーvol.3

笠置町社会福祉協議会訪問介護事業所和田裕子 さん

ヘルパー経験年数:
14年
役職:
得意な介護:

悩みは事業所に置いてくる!

訪問介護という仕事は一人で行くことがほとんどで密室になりやすいですよね。

介護中に利用者さんからのセクハラで、嫌な思いをして悩まされたことはありますか?

例えば、手を強く握られ離してくれない、抱きつかれる、体を触るなど、たぶんこの仕事をしていたら経験されている方もいると思います。

利用者さんとの会話の中でのことですが、「下半身がコントロールできません。」「初めての方との営みなので緊張してきました。カーテン閉めましょう。」「明日深い仲になりましょう。」と控えめな言い方ですが・・・。

寝たきりの方に両手を広げて「おいで」と言われたり、「お前のおっぱいはまな板に干しブドウやの」と失礼なことを言われたこともあります。

陰部洗浄中に「おー気持ちいい、おー気持ちいい」と何回も言われると正直気持ち悪いですよね。

中には介護されている家族の方に、介護の相談といってお話ししている最中に手を握ってこられたことなど・・・そんな経験はありませんか?

私たちの訪問介護事業所は、勤続年数5年以上が3人、10年以上が4人すべて女性です。

私はこの仕事を始めて数えきれないほど多くのことで悩みました。

その度に、サ責に相談したり、同じ職場の仲間に話したり、毎月行う定例会議で話し合いスタッフみんなと一緒に問題を解決してきました。

その場のとっさの判断で自分の身は自分で守ることも必要ですが、悩みを共有することで、気持ちが楽になり、明日もまた頑張ろうという仕事への活力にもなっています。

私たちはどんな小さな事でも話し合い仲間と共に乗り切って、利用者さんに素敵な笑顔をお届けできるよう心掛けています。