京都府では、平成25年3月に医療・福祉・行政関係者により市町村域や府県域を越える大規模・広域災害発生時における支援体制を調整するため「京都府災害時要配慮者避難支援センター」を設置しました。
大規模災害時の避難所において、要配慮者への適切な対応により二次被害を防ぐことができる避難所体制構築のため、福祉専門職で構成するチームを編成し、登録者の養成及び資質の向上のための研修を実施しています。平成28年3月に京都市、山城北、丹後、乙訓などの府内8つの圏域に計12チームの京都DWATを設置しており、令和4年3月現在で、170人の福祉専門職をチームに登録しています。
京都府内の各圏域にチームの核となる人材の育成を進め、平時の活動を積極的に実施できる体制をつくり、顔の見える関係を築くことで災害時における要配慮者支援を円滑にできるようにする広域的な福祉支援ネットワークの構築を進めています。
京都府災害派遣福祉チーム(京都DWAT)紹介動画
現在Youtubeチャンネルにて京都DWATの紹介動画を公開しています。
https://www.youtube.com/embed/Z4ywqjk22k4
平時の活動
- 養成研修を開催(オンライン研修含む)
- 実践研修(訓練)を開催
- 各地域での平時の活動を推進
- DWAT活動の強化及び普及啓発
被災地への派遣
平成28年熊本地震では、平成28年5月13日~31日に熊本県益城町ミナテラスに設置された避難所へ計15名(5名×3班)を派遣しました。派遣先では、熊本県災害派遣福祉チーム(熊本DCAT)と支援活動を共に行い、避難所における福祉的な相談や支援、避難所の生活環境の改善などの活動に取組みました。
平成30年西日本豪雨では、平成30年7月20日~8月13日に岡山県倉敷市立岡田小学校に設置された避難所へ計24名(4名×6班)の派遣を行いました。避難所の福祉的相談や支援、保健師やJRAT(日本災害リハビリテーション支援協会)との合同アセスメントを行いました。
構成団体
行政(9団体)
- 京都府
- 京都市
- 福知山市
- 舞鶴市
- 綾部市
- 宮津市
- 南丹市
- 京丹波町
- 伊根町
医療系団体(6団体)
- 京都府医師会
- 京都府私立病院協会
- 京都府精神科病院協会
- 京都府病院協会
- 京都府透析医協会
- 京都府看護協会
福祉系団体(15団体)
- 京都府老人福祉施設協議会
- 京都市老人施設福祉協議会
- 京都府老人保健施設協会
- 京都知的障害者福祉施設協議会
- 京都府障害厚生施設協議会
- 京都府児童福祉施設連絡協議会
- 京都市児童養護施設長会
- 京都市身体障害者福祉施設長協議会
- 京都府介護支援専門員会
- 京都社会福祉士会
- 京都府介護福祉士会
- 京都府ホームヘルパー連絡協議会
- 京都府社会福祉法人経営者協議会
- 京都府社会福祉協議会
- 京都市社会福祉協議会
パンフレット
DWAT研修、福祉避難サポートリーダー養成研修動画
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お問い合わせ
京都府社会福祉協議会 総務部福祉経営推進室
TEL :075-252-6292 FAX :075-252-6310