「ボランティア」とは、ラテン語で「自由意志(Voluntas)」、フランス語で「喜びの精神(Voluntas)」、英語の名詞では「志願兵、義勇兵(Volunteer)」動詞では「自発的に申し出る」という意味で訳されています。
日頃社会の中で疑問に思っていることや、地域の問題などを解決するために、自分の意思で自分のできることから主体的に取り組む姿勢がボランティアの基本です。ほんの少しの勇気と行動がボランティア活動のきっかけとなり、一人ひとりの思いが活動の充実につながります。
ボランティア活動は、たくさんの人たちとの出会いやつながり、新しい自分を発見するきっかけとなり、あなたやその周りの人たち、そして地域が活き活きとする「芽」になるのです。
ボランティア活動の4原則
1.自主性・自発性
ボランティアは誰かに命令や強制をされたり、義務として行うものではありません。自らすすんで取り組むことです。人から頼まれて始めることもあるかもしれませんが、活動するうちに興味が出てきて続けているなら、それも「続けること」を自分で選んだということです。
2.社会性・公共性
自分が関心を持った社会的な事柄や趣味を通じて始めた活動が継続、展開されることで何らかの形で社会へ影響を与えることになります。活動が社会への寄与をめざすものといえるでしょう。
3.無償性(非営利性)無給性
金銭的・物質的な報酬や対価を求めて行うものではありません。 見返りがあるとすれば相手と自分の心が満ちることと、出会いや新たな発見をとおして人間的な成長が得られることです。
4.先駆性・開拓性
法律や制度の不備・欠陥を先取りし、社会的な不公平や福祉問題を独自に解決していく姿勢をいいます。ボランティアは地域に暮らす住民が独自のアイデアによって創造性豊かな活動を生み出すことができるということです。
活動する上で気をつけたい10のこと
- 身近なところからはじめましょう!
- できることで活動し無理をしないようにしましょう!
- あいさつを忘れないようにしましょう!
- 「してあげる」のではなく「お互いに支えあう」という謙虚な姿勢を大切にしましょう!
- 相手の立場にたって行動しましょう!
- 約束と秘密は必ず守りましょう!
- 人と相談をしたり協力して活動しましょう!
- 安全に注意し事故やケガに気をつけましょう!
- 活動を振り返り反省する気持ちを大切にしましょう!
- 学習の機会を持ち自分を成長させましょう!