下記の通り、【東北地方太平洋沖地震】京都災害ボランティア支援センター 第2報をお知らせいたします。
東北地方太平洋沖地震
京都災害ボランティア支援センター
第2報
2011年3月16日 14時00分発信
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重 要
府民、市民の皆様へ(お願い)
大地震から、初動期の救助救出の目安と呼ばれている72時間が大幅に経過し、発生から6日目を迎えました。政府機関、救助機関、社会福祉協議会、災害ボランティア、NPOなどとの情報を総合しても、現在まだ数千名の方々の安否が確認できず、救助機関による懸命の救助捜索活動が行われている状態です。
京都から宮城、岩手方面に出動しておられる救助部隊からの情報を収集したところ、「被災地では、救助部隊が1日に何度も、救助活動中に発生した余震や津波警報の発令により、救助捜索現場からの一時撤退を余儀なくされるなど、非常に危険な状態である。」とのことです。
岩手県、宮城県、福島県では災害ボランティアセンターや災害ボランティア本部が県域で設置されましたが、情報収集を行っている段階であり、災害ボランティアの受付は現時点で行っておりません。また、仙台市などで開設された災害ボランティアセンターでは、長期にわたり避難所の支援をしていただけ、食事・宿泊場所の確保が自分で用意できる方にボランティアを限定している状況です。
いましばらく救助捜索活動が進められた後に、必ず現地でボランティア活動を本格的に行う時が来ます。 阪神・淡路大震災では、述べ約137万7,000人ものボランティアの方が活躍されました。今回は、これを上回る国民の総力を挙げた活動になる事は間違いありません。
京都災害ボランティア支援センターでは、政府や自治体、全国社会福祉協議会、そして、私たちとともに、阪神淡路大震災やそれ以前から活動してきた全国の災害ボランティアの仲間たちと、事態の把握および本格的な準備体制づくりを全国レベルで一致団結して進めております。
災害ボランティア活動には莫大な運営資金が必要になりますが、これにつきましても京都災害ボランティア支援センターでは、寄付いただいた方に寄付金控除が受けられる基金を設ける準備を大急ぎで進めております。
実際にボランティア活動が本格化するまでの間、ボランティアをご希望される京都の皆さまにおかれましては、例えば内閣府「防災ボランティア」のホームページから「防災ボランティア活動の情報・ヒント集」「防災ボランティアのお作法集」などを熟読していただき、皆さまで必要な準備をお進めいただきますようお願い申し上げます。
「ボランティアには行けないけれど、何かしたい。」と言う方は、現在受付されている義援金や先ほど申し上げた運営資金へのご寄付もボランティア活動ですし、正確な情報を入手してデマやチェーンメールを防いでいただくのもボランティア活動です。
・電話における現地へのボランティア情報の収集や、現地への支援物資の送付などは、さらなる混乱を招く恐れもあり、被災された方や救助を行う方にとってかえって迷惑となり、迅速な救助活動等が行われなくなる可能性もあります。
・つきましては、皆様方におかれましても、直接現地へ電話で問合せをされたり、訪問されるなどのことはお控えくださいますように引き続きお願い申し上げます。
これからも、正確な情報が入り次第、本ホームページにも随時情報をアップいたします。ご支援やご協力を賜りますようにお願い申し上げます。
発信者
京都府災害ボランティアセンター 京都市災害ボランティアセンター
電話 075-254-8815 電話 075-354-8728
HP http://fu-saigai-v.jp/ HP http://ksvc.jp/