平成２１年１月２８日（水）、笠置町産業振興会館において３町村社協合同で災害ボランティア講座を開催しました。当日は民生児童委員やボランティア等が４５名参加して下さいました。

近年地震のみならず異常気象などによる台風や豪雨などの災害が多発し、災害発生時に効果的な活動を行うために防災、災害支援について日頃からの供えや取り組みが必要とされています。高齢化の進む３町村では、災害が起こった時に多くの高齢者の方が被災者になる事が予想されます。今回災害時における防災、災害支援の人材育成と体制設備を図ることを目的に日本赤十字社京都府支部、家庭看護係長の田中由紀子氏を迎え、「災害時高齢者生活支援講習」を行いました。

災害発生時には、避難所生活を余儀なくされる高齢者に不安やストレスにより様々な影響が出ることが予想されます。体調が悪化したり、生活不活発病が起こり得る可能性もあります。講習では全てのことをしてあげる事が良いのではなく、出来る範囲のことは出来る限りしてもらい、協力して一緒にしてあげる事が大切であることを学びました。何よりも高齢者の声に耳を傾けることが一番大切であることを再確認しました。そして、技術講習では高齢者を効率良く起こす方法、ホットタオル、毛布を使ったガウン、風呂敷を使ったリュックサックの作り方を教えて頂きました。

参加者の方からは、「やっぱり日頃からの心構えが大切」「こんな物が災害時に役立つなんて、帰ったら地域の人にも教えてあげよう」などの声がありました。今回の講習では役立つ知識を沢山教えて頂きました。今回学んだ事が、災害時のみならず、何かの時に役立てばいいなと思います。