社会福祉施設等における食中毒予防対策の徹底について
このたび京都府では、夏期に多発する食中毒予防を目的として、本年度につきましても7月1日から9月30日までを「食中毒予防推進強化期間」と定め、重点的な監視指導、食中毒予防推進に係る広報・指導啓発を実施することとされております。
社会福祉施設等はもとより、ご家庭などでも、食中毒の予防対策について、既に必要な対応を行っていただいていると存じますが、より一層の対策強化に努めていただきますようお願いします。
記
【食中毒予防の3原則】
1 細菌をつけない!
・手指も食品もきれいにする。
・材料、手指や調理器具を消毒する。
・井戸水は定期的に水質検査する。
2 細菌を増やさない!
・早く食べてしまう。冷やして保存する。
・食品は室温で保存しない。
・冷蔵庫は過信せず、詰め過ぎや庫内温度上昇に注意する。
3 細菌をやっつける!
・食品は十分に熱を加える。
・加熱は食品の中心部まで十分にする。
・沸騰できるものは沸騰させる。
【感染症予防の留意点】
・手洗い・うがいは、感染症予防の基本。石鹸と流水でしっかり手を洗う。
・肉類を処理したまな板や包丁などの調理器具は、よく洗った後塩素系漂白剤や熱湯で消毒する。
・調理した食品はなるべく早く食べる。
・腸管出血性大腸菌(O-157等)は75℃1分以上の加熱で死滅する(ただし、ノロウィルスは85℃以上1分以上の加熱が必要)。ハンバーグなど肉類は中心部まで十分加熱調理することが大切。抵抗力の弱い高齢者等の生肉摂取はさける。
◆参考
◎細菌・ウイルスによる食中毒 (京都府ホームページ)
(http://www.pref.kyoto.jp/shoku-kawaraban/yobou01.html)
◎食中毒情報(日本食品衛生協会ホームページ)
(http://www.n-shokuei.jp/food_safety_information_shokuei2/food_poisoning/index.html)